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最近、知人の元議員から勧められた本『暗殺』を買った。バタバタしていて手をつけていなかったのだが、きょう不思議と読みたくなった。

いみじくも、きょうは安倍元首相が暗殺されてちょうど2年になる。安倍氏が霊界から働きかけているように思えてならない。

この本は「フィクション」と断っているが、登場人物の田布施首相は、安倍氏のことである。

私も安倍氏と同郷だが、山口県には“田布施”町という地名がある。
著者はそこから名前を拝借したのだろう。

さて、安倍氏の暗殺だが…
世界平和統一家庭連合に恨みを持つ山上徹也被告が、同教団と安倍氏が深い関係にあると思い込み、犯行に及んだと報道されている。

警察は、山上被告の単独犯と判断し、事件の捜査を終了した。

しかし、山上被告の単独犯と断定するには余りにも多くの疑問が残されていることを、多くの人々が指摘している。

安倍氏の救命治療に当たった奈良県立医大付属病院の福島医師の所見と、奈良県警の司法解剖の所見が真っ向から食い違っている。

福島医師は安倍氏の心臓に大きな損傷があったとしたのに対し、奈良県警は心臓の損傷には触れず、後にそれは心臓マッサージによる挫滅などと苦しい説明を行った。

事件の現場映像や安倍氏のマイクが拾った音声の科学的解析などから、理学博士の高田純氏は、山上被告の手製銃では殺害は困難であり、致命弾を放った真犯人が他にいたとの見解を示している。

安倍氏は、とてもスケールの大きな戦略政治家であった。氏が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想や「クアッド」は、日本が主導し新しい国際政治の枠組みがつくられた初のケースである。戦後日本が生んだ国際的政治家であり、海外の政治家や国民も評価していた。

まだ少ししか読んでいないが、いまから結末が楽しみである。